徒然なるままに

 ONYXISの皆さんこんばんは、WONJUNです。前回から久しく更新していませんでしたが、いつのまにか内装がガラッと変わりましたね。中々スタイリッシュでいいと思います。さて、海外にいて何もできないというのは言い訳に過ぎないので、自分には自分なりにできることをしようと、ブログ更新でもしてみます。本当は交流課に送った原稿なのですが、どうやらお休み中は受理しないようで…。自分なりに書き込んだものだったのでここで掲載しようと思います。ONYXISのみなさんには是非とも留学を目指す子とか、真剣にやりたいことがあるけどどうしていいか判らず途方に暮れている人に紹介してあげてください。自分も己が道程常快晴というわけではありませんが、みなさんと同様に気持ちを共有できたらなと思います。

 

 そういえば、今冬日本には大寒波が迫り鳥取も大変寒くなったと聞いています。一方台湾でも積雪が観察されたり、またこの中国大陸でも何年来の厳冬に見舞われています。廈門も位置的には台湾最南部に近い緯度にありながら最低気温1度を記録する日もありました。いち早く暖かくなってくれることを祈るばかりです。

 

 さて、今回何を書こうかなと思いましたが、正直何を紹介すれば良いのか大変悩みました。というのも、近年グローバル事業を展開し勢い甚だしい鳥取大学には様々な留学経験をもつ魅力的な先人たちの知恵がすでに詰まっているからです。ONYXIS内外問わず、鳥大には多くの賢人がいる。正直自分が改めて話すことなどほぼないのではないかと。それでも、筆を執ろうというのは、すなわち冬休み寂しいからです笑 1月初旬から今日まで、私の留学先である廈門大学は冬休みでした。中国人にとっては家族や旧友と再会できる里帰りの季節。一方自分にとっては知り合いという知り合い皆が瞬く間に故郷に引きあげ、ぼっちと化す孤独な時期。冬休みの間の生活、非常に地味でした。ですが、こんなときこそ自分の変革のきっかけがあるのではないか、次の段階へ上がっていくのではないかという予感も見つかりました。そこで今回は自分が約一ヶ月の中国大陸ぼっち生活で考え抜いてきた末見えてきたことをお伝えします。真剣に自分の将来を見据え何をすればいいのか、どういう心構えを普段持てばよいのかと悩み、その過程に留学を検討している方の為に書きます。間違いなく面白みに欠けますが、そういう方にとって何かヒントになれば幸いです。

 

 外国にいると、人は違和感を覚えます。当たり前です、だって異なる環境にいるのですから。そしてそれに適応することでその違和感に慣れる人もいれば、その違和感と真っ向から立ち向かうことで新しい付き合い方を発見したり、あるいは更に悩んでしまう人もいます。自分はどちらかというと前者です。違うことがあってもそんなものかとあっさり受け入れます。しかし、そうはいうものの、到底我慢できぬことは数知れず。中国でよくあることで言うならば、地面に唾を吐くことやポイ捨てなどに罪悪感を持たない人が多いことなどでしょうか(もちろんしっかりと意識し、そうしないよう努める中国人も身近にはたくさんいます)。ここで、留学当初なら中国人のモラルを疑うことだけで終わっていたでしょう。しかし、彼らと共にある程度生活を送ると少しずつ見えてくることがあります。そのモラルを疑っている根拠は何なのか、また中国人がそれに罪悪感を抱かないのは彼らがどういう背景を持っているからなのか。そういう根本原理を問う姿勢が生まれるのです。それを自分の立場、相手の立場、そして第三者の立場からそれぞれ良い点悪い点を探り出し、共通項あるいは相容れない点を導き出す。解決する手段を講じようとするより解決しない仕組みを見抜く。それがかえって解決の糸口につながるものなのです。最終的に望む結果にたどり着くかは判りませんが、間違いなく真の理解には一歩近づいており、そういう過程を踏めた自分自身気づかずとも成長しているのでしょう。ここでは他者を知る以上に、自分を知らなければならないはずです。何故なら原点はあくまで自分でしかないからです。自分から物事は始まり、他者の中で醸造された後、再び自分の中に戻ってき、咀嚼されるのです。留学して変わった方々にはすべからくこういった経験があるのではないでしょうか。長期間異なる環境に身を置いたからこそ見えてきた境地だと私は思っています。もちろん、いまだあらゆる面でそのような態度で臨めるわけではありませんが。自分もまだまだ未熟にちがいないのです。

 

 さて、話を戻します。留学を検討されている方にとのことでしたが、鳥取大学のスローガンでもある「人間力」って何でしょうね。色んな解釈ができそうです。人に優しくするとか、互いに助け合うとか。もちろんすべて「人間力」に当てはまるはずです。留学中の私に一つの「人間力」を定義させていただくなら、留学等を通じた未知との遭遇という経験による自己流の理論体系の組み立て、そしてそれに基づいて他者を見る、といったところでしょうか。そのための修練の場は、グローバル事業を推進する鳥大には到るところにあります。私自身今の長期留学のきっかけとなるプログラムは第一回夏季マレーシア英語研修に参加したことでした。ここでの思い出は無限のようにあるので、詳しくは省略しますが。いずれにせよ、留学はアイデンティティの確立に大変効果があります。アイデンティティとはすなわち信念を持ち、自分に誠実になれるかということです。ぶれない自分になる。そうすれば自ずと困難を乗り越えられる素養が身につき、いわゆるグローバル人というものになれている(そもそも、そういう人は意識的にグローバルであろうとすることなどないのでしょうが)。留学するとお得ですよ、いい事も悪いことも全て自分の血肉になりますから。自分は中国に来て、どんな固いところでもぐっすり眠れるようになりました。だってベッドというか、文字通りスノコの上で寝てますから笑 そういう留学裏ストーリーは帰国後に取っておくとして(山のように蓄積してます笑)、真剣に自分の将来を見据え何をすればいいのか、どういう心構えを普段持てばよいのかと悩んでいる方々には是非とも、留学してみればと思います。自分の場合は以前にも話したとおり目標があってその為に留学が必要だと判断しましたが、目標を見つけるために留学してみるものありだと思います。環境の変化は考え方の変化を生み出し、そこから新しいアイデアが見つかったり、逆に守るべきものも見えてきます。せっかく春休みに入ったことですし、じっくり友人たちと、そして自分自身と話してみてください。自分で良ければ相談にも乗りますので。vpn解禁でラインやフェイスブック等は全て使えますので。

 

 

 というわけで、大変長くつまらないものになりました。今回もこっそり投稿します。ぽつぽつ気づいてもらえればいいのではないでしょうか。また私の文章は、特にデコるつもりはないので、色もつけなければ最低限の改行しかしません。でも、これでいいんです。だって昔の偉い人は「人は見たいものしか見ず、聞きたいことしか聞かない」と言いましたから。共感してくれても、反発してくれてもいいんです。それ自体が自分を認識してくれている絶対の証拠に他ならないのですから。私なりに心を尽くし誠実に紡いできたので、それでいいんです。カテゴリーとしては留学中に思ったこと、そして留学を志す後輩たちへ伝えたいこと、でしょうか。最近の趣味でも話すなら、一年程度ほったらかしにしていたマレー語の学習を再開しました。中国語に飽きたとき触ると癒されます。インドネシア人の知り合いやマレーシア華人のお友達に時たま使ってみています。英語もそろそろするつもりです。ソロモン諸島から来たナイスガイとは英語で話したりしますが、現実もうほぼ忘れてしまった感が否めないので…。でも、語学は本質ではありません。もっと大切な部分は忘れず優先しているつもりです。暇があればまた書きます。そろそろ新しいメンバーが何か自分の思いや学業の話などを書いてくれるのを期待しています。案外書き始めると楽しいですから笑 では。

あなたの清きいいね!をお願いします!