いい経験を無駄にしないで!

いい経験を無駄にしないで!

ご無沙汰しております。森田海です!
明日から鳥取会議のために鳥取へ帰ります。
 
今日は久しぶりに良くしてもらってる研究者の方々にご飯に連れて行ってもらいました。ちょっと振り返ってみます。ここから先は決して愉快な会話はありません。この夏休み、みなさんは多くのことを経験するでしょう。問題はその後です。ああーいい経験だった。。。では意味がありません。
今回は経験を体系化することと、そのためには勉強することが必要だということについて書きました。
んんー堅いかなー
 
 
ウガンダからの帰国報告も兼ねた飲み会?ということで、質問攻めにあいます。ウガンダから帰ってきて、成果などは報告書でまとめています。しかしいざ質問されると、忘れていたウガンダの興味深い面を思い出すことができたり、その場で議論することができたりします。帰国後の飲み会は予想外の収穫も多くて有意義ですね。誘ってくださり、ありがとうございました!
 
 
そんな中、たまに厄介な質問がきたりします。
今回はこれ。
 
これから将来、ウガンダに戻って何かアクションしたいという気持ちはありますか?
 
自分がもしも質問者の立場であればこの質問を、”留学を通してその国が好きになれましたか?”という意味を含めて聞きたくなると思います。当然なれたということを予想して。
けれど今回、自分は回答者だったわけですが、残念ながらウガンダを好きにはなれなかった。
故に特別にウガンダで何かしてやろうという思いはありません。
それが正直な答えです。そりゃ魅力的だし資源も豊か、いい人もいっぱいいるけれど。。。なんだかね。今はまだうまく言えません。
 
こんな感じの質問や、けっこう突き詰められると答えられないこともあって、結局こう言われました。
 
経験は体系化しなければ意味がありませんよ。体系化するには勉強して知識を身につけなければいけません。だから勉強するんです。
 
そう言えば前に池上彰も同じようなこと言ってましたね。(うる覚え)
高校までの勉強は解法も解答もそろった問題をやればよかった。だけれども、大学生になると答えのない問題に直面する。例えば行動範囲が増えたことで、教科書を読むだけでは得られない経験が得られるでしょう。確かにそれそのものが価値のあることだと思います。ただし、この経験から得られたものは何か。経験から何が結論づけられるのか。その先どう経験を活かすことができるのか。こうして考えてはじめて、経験を客観的に体系化することができ、自分の血となり肉となっていくのではないでしょうか。
 
決してウガンダ留学やその他1時的な海外経験などが、ほっといたらスキルになるなんてことはないんですね。ただし、それを体系化することで活かすことができるようになっていくかもしれません。日本で分野問わずに活躍している人たちと話をしながら、ウガンダでの留学経験をだんだんと客観的に考えられるようになっていく。インターンやビジネスコンテストに挑戦することも経験の体系化には役立っていくでしょう。簡単に言えば、その経験で何ができるようになったかというところでしょうか。
 
 
なんだか伝えられることができたかよくわかりませんが、載せときます。明日の朝にでも読み返してみます。とにかくこのオニブロは文章を書く練習場なのでみんな恐れずにどんどん書いていこう!
 
 
 
余談なのですが、本日お会いしていた研究者のお2人はともに長期留学を経験されており、企業の研究機関で働いています。この前もスタンフォード大学に学会発表に行ってきたそうです。いわゆるその道のエキスパートですね。いや、こんな僕なんかが形容できる方々ではありません。そもそも何の研究をしているのかも未だにいまいちわかりません!ただ印象に残っているアドバイスがあるのでそれを紹介して終わりにしたいと思います。
やりたいことが多すぎて、選択の難しさや捨てることの勇気について相談したときにかけてくれた一言です。
 
30代までにサミット(山の頂上)を目指せ!
1つの山を見つけて必死に登りなさい。3年でも4年でもかけて。そこからは他の山を見ることができるから。

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コメント: 4
  • #1

    Dra (木曜日, 17 7月 2014 11:09)

    2つ質問です.

    1.「経験を体系化する」とは具体的にはどういうことですか?

    2.(もし見つけていたら)現在のあなたのサミットは何ですか?

  • #2

    kai (木曜日, 17 7月 2014 20:52)

    ご質問してくださりありがとうございます!
    1、
    私は体系化を以下のように考えています。
    体系化=知識や経験から本質を導きだして整理して、ほかに活かせるようにすること
    ex)
    経験
    ウガンダ人はレゲエが好きで朝から晩まででは飽き足らず、24時間外の音響機械から爆音が流れている。おかげウガンダ滞在のはじめの1ヶ月間は睡眠不足であった。
    これを体系化すると、
    ウガンダ人のレゲエは、日本で言うみそ汁のように生活の一部になっています。なぜ昼はまだしも夜寝るときまで、こんなに大きな音楽を好むのかは定かではありません。しかし推測することはできます。野性的なウガンダ人を見ると、昔の狩りで動物と戦っていた血が今でも流れているような印象を受けます。もしかすると狩りをしていた時代に、夜中に獣たちから身を守る手段として大きな音を出していたのかもしれません。
    一見すると、はた迷惑な文化に感じますが、昔の習慣が新たな形として残っているというのは興味深いですね。
    現時点で分かり合えないことがあったとしても、歴史を考えるとその原因が見え譲歩ができることがある。ということは、紛争問題で歴史について考えることは重要であるとも言うことができるだろう。

    2、
    サミットは山の頂上なので現在麓にいる私の位置からは見えていません。
    お恥ずかしながら、ようやくIT技術で困っている人を救うという山に登り始めているところです。

  • #3

    kai (木曜日, 17 7月 2014 20:55)

    うろ覚えです

  • #4

    Taiki (木曜日, 17 7月 2014 21:43)

    海さん、ものごとの体系化、そのとおりだと思います。
    何かを経験してそこから何が得られるのか、どんな意味があったのか、
    それは考えないとできないことですし、大学生はそれをしなければならないと思います。一つの経験から多くのことを学べ、また違う経験と照らし合わせることでより多くのことを学べると思います。

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